佐藤 誠 の あくまでも独り言

タピオカなどのスイーツや、子供の受験、Googleアドセンス、お出かけ、古墳に神社、グルメ・・・とにかく楽しく書いて行きます!!

『天気の子』は面白い?面白くない!?作品を見て気づかされた事

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天気の子

 

『天気の子』は、見るに値する作品か?

前作『君の名は。』が邦画歴代2位の興行収入をあげて社会現象を巻き起こした新海誠監督。

その最新作である『天気の子』は、日本国内にとどまらず世界が待ち望んだ作品と言っても過言では無い。

実際にインドでは、5万人を超える人たちがインターネットで『天気の子』の公開を求めて署名活動が行われた。

結果、インドも含め140ヶ国もの国々で公開されることがすでに決定している。

 

そんな「ヒットする事があたり前」と言わんばかりの状況で公開される『天気の子』は本当に面白いのだろうか!?

個人的には映画のタイトルを初めて聞いたときに「なんか、『天気の子』ってタイトルがパッとしないな~」と感じてしまった。

 

そして、世間の大きすぎる期待と、『君の名は。』の二番煎じでお茶を濁すのでは?との不安の中、「『天気の子』は見るに値する作品か?・・・とりあえず期待しすぎずに見てみよう!」と心に決めてチケットを購入し、映画を鑑賞した。

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期待せずにみた『天気の子』。結果は・・・

結論から言うと、『天気の子』は最高に面白く!!そして考えさせられる映画だった。

 

主人公は、離島から東京へ家出してきた男子高校生・帆高(ほだか)と、願うと天気を晴れに変えられる不思議な力を持った少女・陽菜(ひな)の二人。

そして陽菜の弟・凪(なぎ)を加えた三人の子供たちが、大都会東京の片隅で健気に精一杯生きているシーンが実にリアルに描かれています。

そのリアルさは半端なく現代社会の歪みのようなものを表しています。

例えば、帆高がネットカフェで寝泊まりしながら仕事を探すも、なかなか雇ってもらえるところは見つからません。やがてお金が底をつきてしまい、雑居ビルの一階でうずくまってしまいます。

陽菜は働いていたファーストフード店をクビになります。そして、弟の凪との生活費を稼ぐために売春行為?に走りそうになってしまいます。(ギリギリで帆高が止めてくれたが・・・)

そんな風に、日のあたる真っ当な暮らしとは言えない日々を、彼らは当たり前のように過ごして行くのです。

そして、それら社会の歪みや閉塞感を象徴するかのように、東京の街には雨が降り続きます。

 

中年の私からすると、その不憫さに胸が締め付けられる思いがします。しなし、物語が進むにつれてそうでは無いことに気づかされるていきます。

彼らは、決して不憫でもなく、当たり前の日常として精一杯に今を生きているだけなんだと・・・

 

彼らは、チキンラーメンやポテトチップスを一緒に炒めたチャーハン?を美味しそうに食べます。そして、天気を操れる力を使ってインターネットで仕事を始めます。・・・実に明るく、楽しく、その日々がいつまでも続くことを願いながら生活を続けて行く。

東京に雨が降り続けることも、気候変動前を知っている私たちからしたら、天変地異だ異常気象だと不安になってしまうが、物心をついて間もない彼らにとっては、それさえも普通のことなのだろう。

 

社会や大人達がとやかく「ルールを守れ」だとか「不安定な世の中だから将来に備えろ」だとか子供達に向かって正論を吐くが、言われた方の子供達は今の大人たちとは違う視点を持ち、まさに現代そのものを生きていこうとしているのだ。

 

私はこの映画で「自分たちの常識や感覚が、世代が変われば当てはまるとは限らない!」と言うことに気づかされました。

 

そういえば子供の頃「大人たちは子供の気持ちを全然わかってくれない!」「絶対に大人になってもこの気持ちを忘れないいぞ!!」と考えていたことを思い出しました。

ただし、忘れないでおこうとしていた肝心の気持ちは思い出せないままですが・・・

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人によって意見が分かれる

この『天気の子』は、どうやら人によって感じ方がだいぶん違うようだ。私自身はこの作品で自分の傲慢さに気づかされたりしましたが、実際に一緒に見に行った妻はあまり面白いと思わなかったらしい。

高校生の息子に聞くとこれまた意見が違っていて「めっちゃ面白いやろ!?」とのコメント。この映画は人によって大分意見が分かれるようだ。

 

映画を観終わった後のトイレでの出来事だが、隣で小便を足していた男子中学生三人の会話が面白い。

「今日で3回目やからほとんどセリフ覚えてしまったわ」

「そやけど、主人公と同い年やからものすごく共感できるよな~」

 

きっと新海監督もこんな子達に観て欲しかったんでしょうね。 

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「俺はただ、もう一度あの人に、会いたいんだっ!」

帆高が警察に取り押さえられた時に発するこの映画の主題となるセリフだが、人によっては「反社会的だ!」とか、「映画の主人公が個人のわがままで東京を水没させるのか!?」などの意見が出てきそうだが、「ただあの人に会いたいんだ!」と言う純粋な強い気持ちは、他人が意見できるものではないはずだ。

このセリフは、まるで現代メディアを中心とした言葉狩りや、不寛容な社会に対しての反発のようで、とても心を打たれました。

 

皆さんは、この『天気の子』を観てとう感じましたか?

 

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